abacusは、Koboldスクリプト内で番号を扱うためのKobold言語要素です。abacusは、自動的に連番を生成したい場合に適しています。
abacus choreが評価されると、記憶している番号をインクリメント(増加)してから、その番号を表示します。インクリメント(増加)の代わりにデクリメント(減少)、または代入も可能です。表示形式は、printf形式で指定できます。
abacusの初期値は、abacus宣言で設定できます。abacus宣言のない場合は、0が初期値として使用されます。また、インクリメントの値を設定しない場合は、デフォルトで1つインクリメントされます。
abacus choreの記述形式は、以下の形式になります。右側は、評価結果です。初期値は、0です。
通常の形式
{#abacus#} - 1
インクリメントの指定
{#abacus+2#} - 3
デクリメントの指定
{#abacus-2#} - 1
代入の指定
{#abacus=2#} - 2
表示形式の指定
{#abacus%.4d#} - 0003
インクリメントと表示形式を同時に指定
{#abacus+4%.4d#} - 0007
abacusを利用する際には、直接abacus choreを記述する方法の他、インクリメントや表示形式などの設定をあらかじめgemとして記述して、Element環境では、定義したgemを呼び出すという方法をとることも可能です。