ハイライトの付加機能は、Koboldエンジンの持つ機能のうちで、もっとも魅力的かつもっとも複雑な機能です。ハイライトは、共有辞書ファイルと連動して機能し、文中の言葉にハイライトを付加します。
ハイライトの付加機能は、デフォルト設定では以下のように機能します。
まず、共有辞書ファイルに、以下のような形で記述します。
[言葉],[URL],[短い説明],[長い説明],[フラグ]
このように定義した言葉に対して、URLと短い説明の有無によって、4通りのハイライトが定義されています。URLの有無によってハイパーリンクの有無が決まり、短い説明の有無によってツールチップ(マウスを合わせたときのポップアップ表示)の有無が決まります。
URL 無 | 短い説明 無 | <span class="highlight"><span class="nourl"> [言葉]</span></span> |
URL 無 | 短い説明 有 | <span class="highlight" title="[短い説明]"> <span class="nourl">[言葉]</span></span> |
URL 有 | 短い説明 無 | <span class="highlight"><a class="term" href="[URL]"> [言葉]</a></span> |
URL 有 | 短い説明 有 | <span class="highlight" title="[短い説明]"> <a class="term" href="[URL]">[言葉]</a></span> |
共有辞書ファイルの記述形式はtermで始まるdirectiveで、ハイライトの設定はhighlightで始まるdirectiveで、それぞれ設定可能です。これらのdirective設定の詳細について「directiveリファレンス」を参考にしてください。