Koboldエンジンの設定ファイルの中(通常は冒頭)かカバーファイルの冒頭で、location directiveを使ってロケールを指定します。このロケールは、Koboldエンジンの変換処理の過程にのみ影響を与えます。GUIツール(Cobalt Web Builder)のロケールには影響を与えません。
以下のロケールが使用可能です。
- en_US
- ja_JP
ja_JPロケールでは、さらに以下のdirectiveを指定します。
- ja_JP.code.out 出力先ファイルの文字コード
- ja_JP.code.in 入力するKoboldスクリプトや共有辞書ファイルの文字コード
- ja_JP.code.ini エンジンの設定ファイルの文字コード
- ja_JP.code.proc 内部処理時の文字コード(euc以外では、正常に動作しません)
これらのdirectiveは、"sjis", "euc"のいずれかの値をとります。sjisはWindowsで一般的に使われるシフトJISコードで、eucはUnixで一般的に使われるEUCコードを指します。
以下は、ja_JPロケールの指定例です。
=locale:ja_JP
=ja_JP.code.out:sjis
=ja_JP.code.in:sjis
=ja_JP.code.ini:sjis
=ja_JP.code.proc:euc
エンジンのロケール設定に関するdirectiveの説明が、「directiveリファレンス」の「環境の選択」に記述されています。