Koboldスクリプトは、大きく2つの環境に分かれます。
- Global環境
- Element環境
Global環境とは、Koboldスクリプトが開始した時の環境であり、その他の環境に属していないときは、常にこの環境に在ります。Element環境とは、element定義の次の行から始まって、__END__キーワードの手前で終わる部分を指します。「Kobold言語要素」では、Global環境についてのみ説明をします。Element環境については、「elementの処理」で説明をします。
Global環境は、次のKobold言語要素からなります。
また、環境に依存しないKobold言語要素として、以下のものがあります。
- 実体エスケープ
- キーワード
Koboldスクリプトには、2つのキーワードが存在します。
- __TURN__キーワード
- __END__キーワード
__TURN__キーワードは、「Koboldスクリプト」のところで説明したとおり、カバーファイルとページファイルで前半パートと後半パートとを分ける役割を果たします。実際には、Koboldスクリプト内で、Global環境で__TURN__キーワードが出現すると、EOF(ファイルの終わり)が出現したのと同じように扱われます。そのため、カバーファイルやページファイルで__TURN__キーワードを2回以上使用したり、記事ファイルで1回以上使用すると、Koboldスクリプト内に、まったく処理されない部分ができることになります。
__END__キーワードは、Element環境の終わりを示します。詳しくは「elementの処理」で説明をします。