elementは、Koboldスクリプト内でもっとも重要なKobold言語要素です。elementは、まとまった長い量の文章を記述するのに適した要素です。一つのelementの範囲は、element定義から__END__キーワードまでの部分です。この部分はElement環境と呼ばれ、他のKobold言語要素(gem, element, abacus, basket)を参照して置き換えを行うなど、特別な処理を行います。このElement環境の処理については、「elementの処理」を参照してください。
Koboldスクリプトの処理で、最後に評価されたelementが、最終的に出力されるウェブドキュメントになります。これは、通常は、カバーファイルで一番最後に記述されているelementがそれにあたります。result directiveを使用することで、出力対象となるelementを変更することは可能ですが、これは通常は意味のないことです。result directiveについての詳細は、「directiveリファレンス」で確認してください。
elementの記述形式は、以下の形式です。
シンボル<<
Element環境の記述...
__END__
このうち、「シンボル<<」と書かれた行が、element定義と呼ばれる部分です。
elementの呼び出しは、element choreを用います。element choreに関しては、「elementの処理」を参照してください。