実体エスケープとは、KoboldスクリプトやHTMLで特別な意味を持つ文字をエスケープするための記法で、環境に依存せず、Koboldスクリプトと共有辞書ファイル、エンジンの設定ファイル内のすべての文字に対して適用されます。
実体エスケープは、エスケープする文字の直前に\(バックスラッシュ)を書くことで記述します。このように記述された実体エスケープは、まず、Koboldスクリプトの読み込み時に、中間形態に変換され、最終的に出力されるときに、最終形態に再度変換されます。以下に、対応表を示します。
実体エスケープ | 中間形態 | 最終形態 |
\\ | &bsl; | \ |
\{ | &lb; | { |
\} | &rb; | } |
行内で{より前にある最初の} | &rb; | } |
空白の直後の} | &rb; | } |
行内で後ろに}のない最後の{ | &lb; | { |
直後が空白の{ | &lb; | { |
\: | &cln; | : |
\+ | &pls; | + |
\- | &mns; | - |
\= | &eq; | = |
\[ | &lbk; | [ |
\] | &rbk; | ] |
\| | &vrt; | | |
\% | &per; | % |
\, | &cma; | , |
\< | < | < |
\> | > | > |
\& | & | & |
\" | " | " |
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