概要

変換/出力の方法について細かく制御するためのdirectiveです。これらを使うことで、意図通りの変換になるように変換を微調整することができます。

「=display」「=translate」「=highlight」「=line」「=space」については、Koboldスクリプトの呼出ごとにリセットされます。その他については、それまでの設定を受け継ぎます。

一覧

=display:on  

パラメータ

  1. 出力の切り替え:on / off

機能

element環境での出力の有無を切り替える。display:offにセットすると、すべての入力がなかったものとして、何も出力されない。取りうるパラメータは、"on", "off"の2種類。

=translate:on  

パラメータ

  1. 変換処理の切り替え:on / off

機能

element環境での変換処理の実行の有無を切り替える。translate:offにセットすると、すべての入力は何も変換されずに、そのまま出力される。取りうるパラメータは、"on", "off"の2種類。

=highlight:on  

パラメータ

  1. ハイライトの付加の切り替え:on / off

機能

ハイライトの付加の有無を切り替える。highlight:offにセットすると、ハイライトが置換されない。

=line:on  

パラメータ

  1. 段落・改行タグの挿入の切り替え:on / off

機能

段落・改行タグの挿入の有無を切り替える。line:offにセットすると、段落・改行タグは出力されない。取りうるパラメータは、"on", "off"の2種類。

=space:on  

パラメータ

  1. スペースの変換の切り替え:on / off

機能

連続するスペースやタブ文字を に変換する機能の有無を切り替える。space:offにセットすると、連続するスペースやタブ文字はそのまま出力される。取りうるパラメータは、"on", "off"の2種類。

=line.mode:p  

パラメータ

  1. 段落・改行タグの種類の切り替え:p / br

機能

段落・改行タグの挿入について、挿入するタグの種類を切り替える。取りうるパラメータは、"p", "br"の2種類。line.mode:pにすると<p>が挿入され、line.mode:brにすると<br>が挿入される。

=space.tab:      

パラメータ

  1. タブ文字を置き換える文字列

機能

タブ文字を置き換える機能で、置き換える対象の文字列を指定する。デフォルトでは、'    '(空白4つ)。

=heading.offset:0  

パラメータ

  1. 見出しレベルのオフセット

機能

見出しの「*記法」を使用する際の、見出しレベルのオフセットを指定します。最上位レベルを<h1>にするには、オフセットを「0」にします。最上位レベルを<h2>にするには、オフセットを「1」にします。