概要
変換/出力の方法について細かく制御するためのdirectiveです。これらを使うことで、意図通りの変換になるように変換を微調整することができます。
「=display」「=translate」「=highlight」「=line」「=space」については、Koboldスクリプトの呼出ごとにリセットされます。その他については、それまでの設定を受け継ぎます。
一覧
=display:on ▲
パラメータ
- 出力の切り替え:on / off
機能
element環境での出力の有無を切り替える。display:offにセットすると、すべての入力がなかったものとして、何も出力されない。取りうるパラメータは、"on", "off"の2種類。
=translate:on ▲
パラメータ
- 変換処理の切り替え:on / off
機能
element環境での変換処理の実行の有無を切り替える。translate:offにセットすると、すべての入力は何も変換されずに、そのまま出力される。取りうるパラメータは、"on", "off"の2種類。
=highlight:on ▲
=line:on ▲
パラメータ
- 段落・改行タグの挿入の切り替え:on / off
機能
段落・改行タグの挿入の有無を切り替える。line:offにセットすると、段落・改行タグは出力されない。取りうるパラメータは、"on", "off"の2種類。
=space:on ▲
パラメータ
- スペースの変換の切り替え:on / off
機能
連続するスペースやタブ文字を に変換する機能の有無を切り替える。space:offにセットすると、連続するスペースやタブ文字はそのまま出力される。取りうるパラメータは、"on", "off"の2種類。
=line.mode:p ▲
パラメータ
- 段落・改行タグの種類の切り替え:p / br
機能
段落・改行タグの挿入について、挿入するタグの種類を切り替える。取りうるパラメータは、"p", "br"の2種類。line.mode:pにすると<p>が挿入され、line.mode:brにすると<br>が挿入される。
=space.tab: ▲
パラメータ
- タブ文字を置き換える文字列
機能
タブ文字を置き換える機能で、置き換える対象の文字列を指定する。デフォルトでは、' '(空白4つ)。
=heading.offset:0 ▲
パラメータ
- 見出しレベルのオフセット
機能
見出しの「*記法」を使用する際の、見出しレベルのオフセットを指定します。最上位レベルを<h1>にするには、オフセットを「0」にします。最上位レベルを<h2>にするには、オフセットを「1」にします。