概要

v4から、バスケット機能とハイライト機能が大幅に修正、強化されたことに伴って、共有辞書関連のdirectiveも大きく変化しました。もっとも大きな違いは、辞書バスケット(_dictionary_)から、ハイライトバスケット(_highlight_)を分離したことで、これによって、さまざまなdirectiveに修正が加えられました。

一覧

=dictionary.basket:_dictionary_  

パラメータ

  1. 辞書バスケット名

機能

共有辞書を読み込んだときに、データを格納するbasketの名前を設定する。デフォルトは「_dictionary_」。通常は変更しない。

=dictionary.term.names:name1,name2,name3,...  

パラメータ

  1. 共有辞書に記述されるデータの各列のgem名(複数)

機能

共有辞書に記述されるデータの各列の名前を設定する。この名前は、basket内のgemの名前として参照される。共有辞書ファイルの書式にあわせて、適当に設定しなければならない。

使用例

=term.names:dic.disable,dic.genre,dic.term,dic.url

=dictionary.term.term:dic.term  

パラメータ

  1. ハイライト対象となる言葉を指定するgem名

機能

「=dictionary.term.names」で指定した共有辞書の列のgem名の中から、ハイライト対象の言葉に対応するgem名を指定する。ここで指定したgemが、ハイライトバスケットの生成時にハイライト対象の言葉としてコピーされる。

=dictionary.term.disable:dic.disable  

パラメータ

  1. ハイライトの無効フラグとなる列を指定するgem名

機能

「=dictionary.term.names」で指定した共有辞書の列のgem名の中から、ハイライトの無効フラグに対応するgem名を指定する。ここで指定したgemが、ハイライトバスケットの生成時にハイライト無効フラグとしてコピーされる。

=dictionary.highlight.switch  

パラメータ

機能

(注)この機能は、現在、大幅な変更を予定しています。

ハイライトの付加機能では、共有辞書に記述された列のデータの有無で条件判断して、ハイライトの書式を変化させることができる。

このdirectiveでは、ハイライトの書式を変化させる判断をするための共有辞書の列を指定する。パラメータは、term.namesに含まれる列名を使う。デフォルトでは、以下のように指定されている。

使用例

{=highlight.switch:_term.url_,_term.desc.s_=}

=dictionary.highlight.0  

パラメータ

  1. なし

機能

(注)この機能は、現在、大幅な変更を予定しています。

highlight.switchでの判断に従って、置換される書式を指定する。highlight.0の0の部分は、数字が変化して複数の書式を指定することができる。デフォルトでは、以下のように指定されている。

highlight.switchとhighlight.0の使用については、詳細な使用方法について、後日ここに記述する予定です。

使用例

=highlight.0:<span class="highlight"><span class="nourl">{_term_}</span></span>
=highlight.1:<span class="highlight" title="{_term.desc.s_}"><span class="nourl">{_term_}</span></span>
=highlight.2:<span class="highlight"><a class="term" href="{_term.url_}">{_term_}</a></span>
=highlight.3:<span class="highlight" title\="{_term.desc.s_}"><a class="term" href="{_term.url_}">{_term_}</a></span>